社会の分断を乗り越えるために、
知の共通基盤〈コモン・グラウンド〉を。

「世界の終わり」の地政学

野蛮化する経済の悲劇を読む 上

著者:ピーター・ゼイハン
訳者:山田美明

日本人はまだ知らない。脱グローバル経済がもたらす衝撃。
エネルギー、資源、食糧。無慈悲な未来を日本はどう生きるのか。

40万部突破の全米ベストセラー!
フィナンシャル・タイムズ紙「最優秀図書賞」(読者選出)受賞!

世界中が刮目!
イアン・ブレマー氏(『Gゼロ後の世界』)、絶賛!

「経済地理学・人口学・歴史学を総合した、常識を破る、鋭い地政学理論」
白井聡氏(『武器としての資本論』)、感嘆!
「米国が脱グローバル化に舵を切る。驚きの未来像がここにある!」

第二次世界大戦終結後、ずっと米国が主導してきた「秩序」、すなわちグローバル化した「世界の終わり」が近づいている。無秩序の時代には、経済も政治も、文明そのものも野蛮化していく。しかも世界中で人口が減少し、高齢化していくなかで軌道修正も困難だ。そのなかで生き残っていく国々とは? 地政学ストラテジストが無慈悲な未来を豊富なデータともに仔細に描き、全米を激しく揺さぶった超話題作!

書籍データ

発売日
2024/7/26
ページ数
320ページ
定価
2,200円(10%税込)
ISBNコード
978-4087370041
【目次】
  • 第1部 一つの時代の終わり

  • 第2部 輸送

  • 第3部 金融

【プロフィール】
  • ピーター・ゼイハン
    地政学ストラテジスト。在オーストラリア米国務省、民間諜報会社ストラトフォーのバイス・プレジデントなどを経て、2012年に自身のコンサルティング会社ゼイハン・オン・ジオポリティックスを設立。エネルギー大手企業、金融機関から米軍まで、幅広い分野のクライアントを抱える。主な著作に『地政学で読む世界覇権2030』など。
  • 山田美明
    英語・フランス語翻訳者。主な訳書に『つくられた格差』『食い尽くされるアフリカ』『大衆の狂気』『プランタ・サピエンス』、共訳書に『約束の地』など。