テクノ封建制
デジタル空間の領主たちが私たち農奴を支配する とんでもなく醜くて、不公平な経済の話。
テック富豪が世界の「領主」に。新たな「身分制経済」が始まった!
グーグルやアップルなどの巨大テック企業が人々を支配する「テクノ封建制」が始まった!
彼らはデジタル空間の「領主」となり、「農奴」と化したユーザーから「レント(地代・使用料)」を搾り取るとともに、農奴が自発的に行う無償労働から莫大な利益を収奪しているのだ。
このあまりにも不公平なシステムを打ち破る鍵はどこにあるのか?
異端の経済学者が社会の変質を看破した、世界的大ベストセラー。
《各界から絶賛の声、続々!》
米大統領就任式で、ずらりと並んでいたテック富豪たちの姿に「引っかかり」を感じた人はみんな読むべき。
――ブレイディみかこ氏(作家)
テクノロジーの発展がもたらす身分制社会。
その恐ろしさを教えてくれる名著。
――佐藤優氏(作家・元外務省主任分析官)
これは冗談でも比喩でもない!
資本主義はすでに死に、私たちは皆、農奴になっていた!
――大澤真幸氏(社会学者)
私たちがプレイしている「世界ゲーム」の仕組みを、
これほど明快に説明している本はない。
――山口周氏(独立研究者・著作家)
世界はGAFAMの食い物にされる。
これは21世紀の『資本論』だ。
――斎藤幸平氏(経済思想家・東京大学准教授)
私たちがいま陥っている混乱を理解したい人のための本だ。
この混乱には私たち全員が巻き込まれているのだから、
つまるところ、すべての人のための本である。
――スラヴォイ・ジジェク(思想家)
【目次】
第一章 ヘシオドスのぼやき
第二章 資本主義のメタモルフォーゼ
第三章 クラウド資本
第四章 クラウド領主の登場と利潤の終焉
第五章 ひとことで言い表すと?
第六章 新たな冷戦――テクノ封建制のグローバルなインパクト
第七章 テクノ封建制からの脱却
解説 日本はデジタル植民地になる(斎藤幸平)
《世界中で話題沸騰!》
2023年度 フィナンシャルタイムズ・ベストブック・オブ・ザ・イヤー受賞作
新時代の到来を告げるような、千年に一度の大転換……
これは単なる新しいテクノロジーなどではない。
世界がまったく新しい経済システム、そして政治的権力と格闘しているという話なのだ。
――キャロル・カドワラード(「オブザーバー」紙)
オンライン書店で購入(50音順)
書籍データ
- 発売日
- 2025/2/26
- ページ数
- 320ページ
- 定価
- 1,980円(10%税込)
- ISBNコード
- 978-4-08-737008-9